頼りになる乳酸菌

整腸作用からダイエットまで幅広く効果を発揮する乳酸菌の特徴をまとめました。

乳酸菌は痛風に効く?

痛風は尿酸が体内にたまって、それが結晶になることで激しい関節炎を伴う病気です。
関節炎を放置しておくと体のあちこちに結節ができたり、腎臓が悪くなってしまう場合があります。
痛風の原因である尿酸ですが、この尿酸の元といわれているのが「プリン体」です。

本来プリン体は体に悪いものというわけではありません。
プリン体は遺伝子の構成成分やエネルギー源になるので、生きるためには必要不可欠なものです。
しかしこれは体内で代謝されると尿酸になります。
体内にとどまる尿酸の量が増え過ぎると、高尿素結晶になり痛風を発症させてしまうのです。

このプリン体は食品の旨味成分なので、美味しいものには必ずといって良いほど含まれています。
プリン体の摂取を控えることは、現実的に難しいです。
そこでオススメなのが乳酸菌。
乳酸菌にも色々な種類があるのですが、「乳酸菌PA-3株」という乳酸菌が効果的です。
乳酸菌PA-3株はプリン体に直接作用して、体内への吸収を抑制することができます。
実際に尿酸値の高い方に、乳酸菌PA-3株を含むヨーグルトを八週間食べてもらって、そうでない方と比べると尿酸値の上昇を抑えることができたという結果が出ているのです。

乳酸菌PA-3株を摂取する方法は、ヨーグルト(ドリンクタイプも有り)です。
このヨーグルトは、スーパーなどで気軽に購入することができます。
ヨーグルトの健康効果を高めるには、摂取方法にポイントがあります。
まずは毎日摂ることです。毎日摂ることで、腸内で乳酸菌が継続して働きやすくなります。
また、ヨーグルトを摂るタイミングは食後が重要です。
食後は胃酸の分泌が弱まっているので、乳酸菌を生きたまま腸に届かせやすくなるのです。
ヨーグルトを摂る生活を続けることで、痛風の症状を緩和させることができたり、痛風を予防することができます。

実際に乳酸菌が痛風に効果的であるという実証結果も出ているので、乳酸菌を摂って痛風を改善していきましょう!