頼りになる乳酸菌

和食には数多くの乳酸菌が使われています。
それは日本が高温多湿で、カビが発生しやすい地域だからです。
昔の人はカビを上手に使って様々な発酵食品を作ってきました。
色々な国で発酵食品が作られてきましたが、特に日本はこうじ菌を使った発酵食品が多いんですよ。
例えば、醤油、味噌、みりん、酢、焼酎、日本酒などです。
これらの食品は保存性が高く、酸味やアルコールやうま味などが醸造されて、独特な香りや味を楽しめます。

これらの食品や調味料には、乳酸菌が豊富に含まれています。
日本の発酵食品はほとんどが、植物性乳酸菌です。
植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌と比べてとても強い性質を持っています。
ですから、生きたまま腸に届きやすいのです。

和食を食べる機会が多い方は、植物性乳酸菌を自然と摂れているということになります。
しかし、乳酸菌の力で体質を改善させたい方は、和食からだけでは十分な量の乳酸菌を摂ることができません。
乳酸菌を多く含む昔ながらの食品を多く摂ると、塩分過多になる可能性があります。
和食をベースとして、乳酸菌は別の方法で摂る方が効率的といえるでしょう。

普段、外食や脂っこい食事が多い方、コンビニ弁当やレトルト食品を食べる機会が多い方は、まず毎日の食事を和食にすることをオススメします。
和食は凝ったものでなくてOK。
シンプルなものでも、味噌や醤油やみりんを使うだけで植物性乳酸菌を摂ることができるのです。
和食を作るのが面倒という方にオススメなのが、ぬか漬け。
ぬか漬けはスーパーで販売されているものはダメ。
スーパーで販売されているものには、乳酸菌が含まれていません。
お漬物屋さんなどで販売されている本格的なものを買うようにしましょう。

ぬか漬けにはたくさんの乳酸菌が含まれています。
乳酸菌と同時に食物繊維やビタミンも摂ることができるので、とても健康的なんですよ。

和食を食べたからといって、すぐに健康になれるわけではありませんが、確実に腸内がキレイになるので、ぜひ和食を食べる習慣をつけてくださいね。